2018年、いよいよカウントダウンです。
そりゃあ、今年もいろんなことがありました。
気象の変化、震災もありました。
建築の変化も始まりました。
しかし、あいかわらず植栽はいいですよね。
自分で管理できる範囲の緑でいい。
外壁(これは塀ではありません)から道路までのスキマ15センチメートルにだって、
ほらこんなに立派に…。
入居後クライアントが少しづつやってくれます。
植栽があるとないでは大違いなんです。
そんなことを思っているうちにどんどん冷えてきてしまい、
結局今年も年末29日が最終日。
年末年始も暴風大雪予想です。
飛行機は無事に飛ぶかなぁ。
皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。
いしい
30日早朝目覚めると、世界はモノクロームに変わっている。
「こんなに暖かいなんて…」
と皆が口をそろえ言ってるシリから、このありさまさ。
そして降りはだんだん激しくなった。
ウッテカワリこちらは江別市レンガ工場跡の使い込まれたレンガ壁だ。
昭和26年(1951年)のレンガの色は今でもこんなに暖かい。
時の流れに洗われて滲みだすやさしさは魔法だ。
帰りの電車の中で隣に座る女性がスマホを見ながら泣き始めた。
チラと横目で見ると動画を見て泣いているらしい。
画面に中井貴一らしき人が見え、たぶんドラマを見て泣いているのだろう。
混雑した電車のなかでよくもそこまで入り込めるものだと感心する。
肩を抱いて「大丈夫だ、何も心配いらない」とひとこと、
言ってあげたいが知らない女だ。
帰り着いて、テレビで「記憶」という中井貴一のドラマを見た。
僕は一人で誰も見ていないので、泣いても良い。
記憶の出入口はあちらこちらにあり、記憶とともに文章も散逸した。
もうすぐ寒い季節だ。
ジャガイモをいっぱい頂いた。
おすそ分けもせず毎日ひとりで食べる秋だ。
ジャガイモの調理レパートリーは広く、飽きることがない。
もうすぐ寒い季節だ。
北海道から紅葉の便りが届いた。
相模原はまだ暖かいのだけれどそれらしい紅葉を撮ってきた。
人はなぜこうも紅葉の色に惹かれるのか、飽きることがない。
もうすぐ寒い季節だ。
2020年からは省エネ法により内外コンクリート打ち放し住宅は建てられない。
安藤忠雄もコンクリート住宅を設計するのをやめるそうだ。
打ち放しに飽きることはないのだが今後は既存不適格建築になるのだろう。
もうすぐ寒い季節だ。
ジャガイモいっぱいのシチューがよさそう。
肉じゃが、イモグラタン、ベーコンガーリック焼き…
妄想は続き、飽きることがない。
今夜からはグンと冷える。
4週めの避難所生活はさらに疲弊することだろう。
僕は父の緊急手術の知らせでちょうど札幌に駆け付けていた。
札幌震度5、揺れは大きかったけれど大混乱がなかったのは
東日本大震災に比べ揺れている時間が短かったこととその時間帯のせいもあるだろうが
大きな違いは津波がなかったこと、
泊原子力発電は外部電源を喪失するも停止中で核燃料プールで冷却中だったこと、
その後非常用ディーゼル発電機の起動に成功し外部電源もその日のうちに回復したことだ。
今、東日本大震災の動画を見直して、またゾッとしてしまった。
上の画像は札幌市のハザードマップ。
ピンク色は液状化発生の可能性が最も高い場所を示している。
特に函館本線の北側は北海道大学を含めピンク色だ。
6日未明、揺れが収まって十数分後バチンと停電が始まって断水が始まって、
非常用ラジオの全道停電の情報になんのこっちゃと理解できなかったが
実は北海道電力の送電網はブラックアウトに対して脆弱性があることは以前から分かっていたことなのだそうだ。
小説のようなテロや事故(TOKYO BLACKOUT・原発ホワイトアウト・東京ブラックアウト)がなくても
小説のようなブラックアウトは起こるのですよ。
厳冬に備え、さっそく電気を使わない暖房器具を用意しなければならないだろう。
信号器が消えた道路でよく事故が起こらなかったものだ。
ガソリンスタンドにはその区画を2周も取り巻く車の列が続く。
すべての増圧直結給水による建物は即断水が始まり、直結の給水場に並ぶ水運びの2日間が始まった。
ただ札幌は一部を除いて物理的被害がほぼなかったので雰囲気は明るい。
ご近所のお年寄りにペットボトルや18Lポリ袋の水を配りながら情報交換をする。
水が出ない病院は非常事態だ。
老人施設の老人はエレベーターも動かず、職員は非常用照明も消えてしまってロウソク灯りの階段室を便所の水運びだ。
糞尿との闘いだ。
タワーマンション住人も非常用エレベーターを乗用には使えず足を腫らして水揚げだ。
それにしても今この国のあちこちで多くの人々が避難暮らしを余儀なくされている。
辛くても泣いたり笑ったりしながら前を向く姿に心から敬服します。
僕の経験の中で「3.11東日本大震災」は最大の天災だ。
地盤が揺らぎ道路が波打つというのは、建築がよりどころを失い
僕も心のよりどころを失うということだ。
津波とともにトラウマとして十分過ぎた。
傲慢な人間はそれでもなお自然を含むすべてを制御しコントロールしていると言う。
想定外、そしてメルトダウンさえも一時隠蔽される。
しかし知り合いの滞在外国人たちはあっという間に避難帰国だ。
アポロ計画以来の「人類の夢の時代」は別の成熟期に入らなければならない。
大きな時代の波(地球にとってはあっという間の時代)はとうに過ぎている。
気象災害の今、ホントウにちっぽけな存在の我々を思い知る。
傲慢は戦禍を引き寄せ大空襲、原爆投下を導いた。
果てしなく過酷な人災だ。
僕は記録や小説でしかそれを知らない。
それでもあまりある苦しさ無念さを感ずるとともに
それでもなお泣いたり笑ったり矜持をもつ人間のすばらしさも教えてくれる。
写真:浅田次郎 小説 「帰郷」 より
ハーレーダビットソン 1978
ハーレー小屋
無法者の整理整頓
Desperado(無法者)な男たち(背後)
Desperadoな男たち(正面)
新築にしろリフォームにしろ設計の時からいる「わんにゃん」は意外に少なかったのですね。
でも入居後にお伺いすると新ファミリーとして紹介されることは多いものです。
その場合は初対面ということでもあるし。。。入居後だし。。。案外に遠慮して写真も撮っていない。
わんにゃん大行進のわりには写真が少ない。。。
わんこは僕も子供の頃から飼っていたので馴染みが深いのですが
にゃんこには意外にウトイということに気がつきました。
テレビでは岩合さんの「世界ネコ歩き」なんか結構な頻度で観てるんだけどなぁ…。
下は入居後に新ファミリーになったにゃんの脱走防止柵扉の増設、クライアントセルフ工事です。
壁での爪とぎはその後どうなったかしら。
今、にゃんについて勉強中です。
今度のにゃんは老描なのでキャットウォーク、かつバリアフリーの心遣いが必要なようです。
専用水飲み場は蛇口からチョロチョロ出しっぱなしがにゃんには評判良いようなのですが
飲んだ水の量を飼い主が把握できないのは、どんなもんでしょう。
吊ボトルに飲み口のついた猫グッズのほうが良いような気もします。
さて、どんなもんでしょう?
明日一日働けばまた4連休のゴールデンウィーク。
ヒノキ花粉もようやく過ぎるゴールデンウィーク。
圧縮するとGW。
解凍すると
ガラガラ声の私・ゲソとワタ・ガンモとワイン・ゲロゲロ ウィー!
そんなバカ呑気なGWだからか思った音階の不思議。
なぜブルーノートはワタシをこんな気持ちにさせるの?
ボサノバって人類の素晴らしい発見だワ♪
色が不思議なように音も不思議!
数多くのスケールがなぜそれぞれの感情をもたらすだろう?
そりゃ建築家よりギターリストのほうが圧倒的にモテるワケだわな。
GWは借りているギターの練習でもしてみようかな。
モテるかもしれないしな。( バカも休み休みにしなさい、GW )
開花だ、開花だ! 満開です。
そう、事務所の窓からも見えるのをすっかり忘れてました。
ただし今年の画像は別の桜です。
花粉症が辛くて、ガラス越しの花見に溺れ耽りがちになる弱い心を克服しようと
強い心を持って出かけ、ついでにスマホに収めました。
事務所から歩いて3分のところにある桜ですが、、、。
途中ついでに3色の梅も強い心で写真に収めました。
以前にメーカー営業の方が事務所を訪れたとき、つくづくと窓の外を見渡し
「ここらあたりは都内とは違い周りに高い建物もなくて、ノドカで実によいところですな」
と言うものだから、心の広い僕は「桜もきれいに見えますよ」と応戦したのですが
心の広い僕はなんの営業の方だったかもすっかり忘れたのに、心の広い僕はその言葉だけを覚えている。
開花だ、開花だ! とニュースが騒ぐので期待して打合せ帰りにのぞいてみたのですが
また今年も6分咲きで、昨日はまだポヤポヤでした。
毎年同じことを繰り返している。
この後の満開に、たぶんもう一度シャッターを押すことになる。のだろう、、、
毎年、年をとって見た目は変わっても、中身は相変わらず進歩がないというか。
ルーティンのように同じことを繰り返しますな。
スノーボードスロープスタイル解説の中井孝治がこれほど支持を得るとは思いませんでした。
「カッコいいです」「スタイルをいれました」「オシャレです」「渋いです」ってやつ。
実は僕もよく使います「カッコいいです」、、、
「独創性が大切なんです」
「スタイルとはカッコ形ではなく滲み出てくるもの」なんだそうです。
それはアイデンテティーやコンセプトに聞こえます。
「オシャレ」の使用法については高等技術を要します。
流行のオシャレになってしまっては気の利いたオシャレとはまた違い。
ジャンプ解説の原田が「情の解説」ならば中井は「クールな解説」かと思いきや
具体化、数値化できない言葉の羅列で最近お気に入りの長谷川堯の建築有情をトレースしちゃいます。
このカッコよさわかってもらえるかな~、エントリーしようと思いきや、すでに爆発的支持を得ていました。
「そだねー」「こっちかい?」「さっきのなんぼだった?」カーリング、北見弁、世界へ発信!
これだって1回戦を見た後すぐに、北海道弁の可愛らしさをこのサイトでも知らしめようとしたのです。
これほど爆発的支持を得るとは思いませんでした。
若いころ地崎工業という北海道ゼネコン東京支社施行の現場で「…で境界までなんぼだ?」と僕は尋ねたようです。
「あれ? もしかしたら先生も北海道かい?」って。僕は「そだねー」と答えればよかったと今後悔してます。
エステル・レデツカもちゃんと観ていました。スノボ選手が想定外のSG金メダル。
このツボは 「ゴーグルは上げないのですか?」「いや、結構です」
「目を見せてほしいのですが」「あまり顔をみせたくないので」ってノーメイク顔のひた隠し。。。
こうなったら金有力のスノボパラレルでなんとしても金メダル、ゴーグルはずして生インタビューを、、、
と誰もが願ったはずで、本当に二刀流で金、爆発的視聴率を得ました。
とはならず金でもやはりゴーグルをはずさず、日本のテレビ放送では録画表彰シーンでチラリと素顔が見られただけ。
8年か12年か前に「チッ、うっせーな」のスノボ國母は即席会見にマウスピースしたまましゃべってバッシングされたのに
美人がゴーグルしたままだとワクワクウキウキ感が3倍しますからとってもお得です。
気になる方はエステルオフィシャルFACEBOOK+INSTAGRAM
相模原のスノボ戸塚。一昨日ツイッター更新の模様ですが怪我の様子はまだわからずです。
若いけれどスノーボーダーの矜持をしっかり持ち続けて、見せてくれ。
年寄るとオリンピックスポーツ中継だけが楽しみになり、終わらなきゃいいのに。。。
「そだねー」
「渋いです」
「さっきのなんぼだった?」
「チッ、うっせーな」
画像は横浜大桟橋国際客船ターミナルよりデッキへの通路のひとつです。
ガラスドアが屋内外を隔てています。
県庁が港の近くにあるので雑務で立ち寄る頻度も多いのですが
この雑務の多い建築行政はなんとかならんもんかね。
友人より去年の夏の人事で「省庁長官やってます」と連絡がきました。
残念ながら国土交通省のではない。
「数奇な運命に弄ばれ…」と本人も言うようにもとは現場の人間だったんです。
「事件は会議室で起きてるんじゃない 現場で起きてるんだ」の青島君が警視監になったようなものかしら。
まったく御上の組織というのはよくわからん。
僕が社会人になって間もないころの話です。
「私が事務次官のナニベエです」と挨拶されたのですが
「この人、事務のおっさんか。次官ということは長官の次にエライ人か」と思い、、、。
無知とはげに恐ろしい。今でも冷や汗がでる。
おかげで当時設計事務所でまだ雑務しかこなせない建築家として僕は堂々とし(すぎ)ていられて、、、。
昨今では「嵐の櫻井翔くんの父、櫻井俊さんが総務省のトップ官僚、事務次官に就任」と話題になりました。
驚くことに事務次官の同期のキャリアたちは皆、この時点で即退職し天下ります。
さらに驚くことに事務次官は通常任期1年で、だからこれもすぐに天下る。
ちなみに櫻井パパは現在三井住友信託銀行の顧問ということらしい。
先ほど青島君を引き合いに出しましたが、実は警察庁、警視庁、公安、機捜隊なんかもまったくわからん。
これも友人で中途採用で建築から警官になり40代で警部になった男がいます。
太陽にほえろのボス藤堂でさえ「警部補」なのに、古畑任三郎でさえ「警部補」なのに。
青島君もやっと警部補になりましたが、友人は警部になっちゃうって。
ちなみに警部といえばICPOの銭形警部、杉下右京警部でしょうか。
これまたテレビドラマの話しか思いつかず、まことに恐縮です。