石井淳アトリエ 建築設計事務所 神奈川県相模原市 建築設計事務所 相模原市


 □  同じような頭が並びますが  by百田氏

2015-06-26(金)
韓国の人気女性作家、申京淑が短編小説「伝説」で、三島由紀夫の小説「憂国」の一節を盗作していたと話題になっている。
「伝説」を読んでいないので報道で示された部分しか見ていないのだが、恥ずかしいかなというくらいが僕の感想だ。

パクリといえば過去にニュースにはならなかったが百田尚樹にまさる作家はいないのではないだろうか。

一昨年たまたま特攻隊の話「永遠の0」を貸していただいて読んだのだが構成といい何といい
これは浅田次郎の「壬生義士伝」のパクリだろうと思いながら読み通した。
後日ネット検索すると坂井三郎の「大空のサムライ」のパクリという説もあり
百田自身は「大空のサムライ」へのオマージュだと反論したそうだが。

題名のない音楽会「海賊と呼ばれた男」これならどうだろうと。
やはり平易で読みやすい文章と内容だ。
本は「出光ガソリン」の話だったからだろう、その後テレビ番組
「題名のない音楽会」に出演しているのを視聴した。
リップサービスよく、口当たりよく多くをしゃべる男で、
よく作品と呼応している男だ。
「海賊と呼ばれた男」を検索すると
これまた木本正次の「小説出光佐三」の盗作とでた。
さらに未読の多くの作品にも次々とパクリ疑惑の感想が検索
されてしまって清濁これはもうネット上では収まらないだろう。

僕としてはすでに百田にまったく興味を失っていたのだけれど、これは相当に恥ずかしいなというのが感想だった。

100%オリジナルの創造などというものはないわけだし、個々の才能によってはオマージュにも色々なものもあるのだろう。
稚拙な引用なども恥ずかしいが、それを受け止める僕は割と寛大なのだ。
所詮それらはその程度のものでしかない。
中国にみられる数多くのパクリのように害ばかりで創造がないものは論外だが。
そして、もしそれらがオリジナルを超えるようなことがあれば、それはもはやパクリとは言われないだろう。

本題…
その百田氏がNHKの経営委員をやっていたことを先ほどの国会テレビ中継で知った。
安倍総理の肝いりで今年2月まで任命されていた。

テレビ中継で辻本議員が安倍首相を追及していたのは昨日の自民党勉強会での百田氏の発言だ。
ハフィントン・ポスト <「沖縄の新聞つぶさないと」百田尚樹氏の問題発言 すぐに自民が謝罪>
livedoorNEWS <「政府批判するマスコミは経団連を通じて懲らしめる」>

当然これも「民間人の発言」ということだろうが、安保法制に関する憲法学者の意見に続き、荒れそうな気がする。


追記
エントリー記事を書いているうちにハフィントン・ポスト記事がすでに更新され国会中継の内容が追記されているが
記事内リンク先の毎日新聞記事が詳しい。
というかすでにテレビニュースにも取り上げられはじめている。




 □  外国特派員協会でなければ発言しにくいのか?

2015-06-05(金)
最近、検索でなにかと日本外国特派員協会での取材記事にあたる。
たとえば報道ステーション事件以来、古賀茂明の会見を <youtube> で見ることができる。
英訳がジャマくさいが日本外国特派員協会での会見なので、そういうことだ。

磯崎 新国立競技場会見少し前には新国立競技場について磯崎新がザハ事務所とともに
日本外国特派員協会で対論している。  <磯崎 新国立競技場会見>
僕はザハの幻の「ザ・ピーク」(1986)だけは当時から蔵書しているが
その後は実はあまり好きになれない。新国立競技場はチョー古典的で
しかもチョーオーバースケールに見えてしかたがない。

ザハ 新国立競技場磯崎は大人な知的発言をしている。
外国特派員協会では海外記者のあたりまえの質問に直接答えることができ
我々も既存のメディア局を介さずにインターネットで直接見ることができる。
もっとも磯崎の会見のほうはハフィントン・ポスト (The Huffington Post)
アメリカのリベラル系インターネット新聞の日本版 (with The Asahi Shinbun)の記事なのでそれなりだ。

ハフィントン・ポストが面白いのは外国特派員協会での会見と同様に書ききってしまえるところだ。
たとえば <ドイツ紙の東京特派員が安倍政権から圧力を受けたと告白> とか。

たとえばメルケル独首相来日で安倍首相との共同記者会見をテレビニュースで見た時に違和感がありすぎ検索すると
<何ゆえの訪日か?「メルケル独首相」が示した「バランス感覚」の妙>  脱原発を宣言しているメルケルに対し、この4月には
原子力維持を続ける方針をだすことになる我が国日本、安倍がメルケルに冷たい眼差しを向け、会場も白けていた訳だ。

4月発表の原子力2割という数字は、耐用年数40年をすぎ廃炉決定済みの5基を皮切りに次々と廃炉を順番待ちのなか
新たな原発を建設、増設するということではないか。  または法律の耐用年数の数字を書き変えるということだ。
新国立競技場建設に向けて歴史景観地区の高さ制限、建蔽率解釈を変えてしまったのとはワケがちがう。(皮肉のつもりだが)
ついでにいうなら競技場の折りたたみ開閉屋根(コスト、時間、技術的に削除される可能性有) は不燃材仕様に対応できずに
ついに、あれは屋根ではなく折りたたみ膜構造の「開閉式遮音装置(屋根)」 というものなのだそうです。

我々は玄関脇にポリカーボネート製屋根のカーポートを設置できない。(不燃材ではないが、遮音装置(屋根)じゃないから)
カーポートと競技場屋根ではワケが違うのか違わないのか、原子力発電所ではきっとワケが違うのだろう。
1基廃炉に90年と1000億円以上(廃炉中のイギリスの数字。東電発表東海原発廃炉は23年400億円) かかるのだから
法律を変えたほうがゴウリテキだ、アンゼンニハマッタクモンダイガナイ、などということになってしまうのではないか。
彼らには原子力規制委員会のおハナシなどキクニアタイシナイのかもしれない。

ハフィントン・ポストでベースロード電源を検索すると  <時代遅れの「ベースロード電源」>  河野太郎執筆など

僕が省エネ(心地よい温熱環境として)を学んだのはカナダのR2000で1987年、
これからバブルという時代だったので周囲にはまったくウケなかった。
現在ドイツの省エネは国策だ。ドイツ、イタリアと脱原発に向かい再生エネルギーの創設というよりは
エネルギーを使わないことを重んじている。建築の気密断熱は最重要の国策なのだ。
僕にはそれがとても賢い選択に思える。メルケルに肩入れしていたのだ。

 <原発 ホワイトアウト ―アマゾンリンク> という小説を借りているのだがこれがどうも読み進む気持ちが萎える。
現役キャリア官僚のリアル告発ノベル(2013)ということだが、癒着・脅迫・嫌がらせ。 またかとか、うんざりだとか…。
まだ出だしを読んだだけなのに僕の感想は★1つのレビュー内容のほうに近いのかもしれない。
なにげにyoutubeのほうが面白い。政府設置のモニタリングポストの放射線量値が高すぎるとの指摘を受け
なにげに蓄電池装置をセンサー下に設置し汚染値を下げる人、横の草むらではハンドガイガーがけたたましく鳴っている、とか。

村上春樹のエルサレム賞の受賞スピーチを聞いたとき「あぁ、受賞に行ったのになんてセンスだ。やっちまった!」
と困惑したのだけれど、あれから時が経ち「壁と卵」が僕の心から離れない。そして原発をなくすことができる発言。
http://matome.naver.jp/odai/2130776255157254801
http://www.alterna.co.jp/11243
さすがに餅は餅屋でこちらは文章を書くプロです。
もっとも奥様には「その言い回しは小説の中だけにして私の前ではやめてください」と言われたともどこかで語っている。

僕は、もちろん人には色々な考え方があるのを知っているつもりだし、またそれを認めている。
インターネットは真偽織り交ぜながら実にさまざまな情報をもたらしてくれるツールだ。
良識の範囲で、それぞれの考えを自由に論議できる場でありつづけて欲しい。



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