石井淳アトリエ 建築設計事務所 神奈川県相模原市 建築設計事務所 相模原市


 □  自転車好き

2014-08-29(金)

サクリファイス僕の周りには自転車好きが多い。
今朝は自転車ロードレースを舞台とした推理小説について書きます。

近藤史恵の「サクリファイス」
一番の感想はあまりに読みやすすぎるということ。
図書館で借り、まっすぐ空港へ向かい、
飛行機を降りる前に読み終わってしまった。
そうするともうただのお荷物になってしまうからうんと恨めしい。

自転車のロードレースの小説は珍しい。
最近はテレビでもツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアなどよく放映されるので僕もやっと少しロードレースが解るようになった。
基本的にはチームどうしの戦いなのだがフィーチャーされるのは表彰台にあがった個人でありマイヨ・ジョーヌだけだ。

でもヨーロッパでは自転車が文化だから強いチームは大きく認知され、大人気となるのだ。
自転車が駆け抜ける沿道では延々と様々な歓迎の趣向が凝らされ、熱狂的な応援がなされる。
F1レースと同じくレースは地域としても伝統的な、大切な文化なのだ。
なんといっても観戦は無料であり、しかも会場は道沿いに延々と続くのだから
観客数はあらゆるスポーツの中で最大のものとなる。

主人公の白石はチームアシストでレースを引っぱるためのレーサーだ。
もっとも「サクリファイス」は4・5年前の本屋大賞の2位か3位だかですでに続編もでているらしく、
イタリアチームに優秀なアシストとして移籍しそううな白石がその後エースになってしまっている可能性もあるのだけれど、
この本の快感は自転車ロードレースのかけひきであり、アシストとしての白石であるから、
読者はみんな白石がエースとして活躍することを望まないだろう。
近藤史恵という女史は推理小説の作家らしい。
自転車ロードレース小説でなければ僕はこの本を読むことがなかった。
多くの自転車好きが読んだであろう「サクリファイス」において白石は今後も、
もうなんといってもアシストとして、魅力あふれる人間として描かれるに違いない。
続編を読み終えている方たちはその辺について僕に語るのを禁止としますね。

今年の強すぎる日差しも少しずつ衰えてきて自転車の季節となった。
旅先で読む本が切れている今朝、代わりにこんなことを書いてエントリーします。



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