中央情報局(CIA)及び国家安全保障局(NSA)局員だったエドワード・スノーデンの亡命希望をニュースが伝えている。
NSAによる個人情報収集(PRISM計画)の手口を告発したことにより米司法当局より逮捕命令がでているのだが、
米のあまりの躍起な捕捉ぶりがなんとも不自然にさえ感ずる。まさか裏の裏の事情などというものがなければよいのだが。
僕らはとうの昔から通信情報の完全保護など不可能だと思っていたはずではなかったか。
メールはもとよりアクセス情報、パスワードなどもその筋が欲すればすべては筒抜けだと思っていた。
覗き見変態野郎は間違いなくいるのだ、と確信していたはずだ。
事件は2年前に出版された高野和明の小説「ジェノサイド」をまったく彷彿させる。
小説は、現代人から進化した子供がピグミー族に生まれ新薬開発と絡めながら
米国NAS・CIAから逃れアフリカ大陸を脱出できるか、という筋だ。
1500万年前に人型類人猿が出現して以来人類進化のスピードは2次曲線的に
加速され、クロマニヨン人が出現した10万年前からさらに次の進化型が実際に
出現していても不思議ではない。
創薬の描写なども根気よく調べ上げて描かれ、情報戦争もホワイトハウスでの会議もまさにそうなのだろうと思わされる。
エシュロンという言葉もこの小説により知った。
<Wikiで検索> したのが左のエシュロンのレイドーム(レーダーアンテナ)だ。
さらに日本の三沢市のレイドームを <Googleで探した> 左写真
NSAは当然Googleにも強力に補完されているであろうからこの検索やこのページもエシュロンが捕まえている。
しかし危険度最低レベル以下で
即データ消去されているのだ。
(であろうと推測する)
小説では作戦に抜擢されたギャレットという名の脇役の傭兵は、実は非人道的米政策を告発することを目論んでおり、
米政府は作戦もろともギャレットの抹殺、そのために傭兵チーム、ピグミー一族をもジェノサイド(大量抹殺)しようとする。
もちろんこれは上等な娯楽小説だ。
進化した人であるピグミー族の子供は桁数にかまわずに素因数分解などお茶の子さいさいだ。
ということは暗号化された情報をすべて解読できてしまうということだ。
ということは現代の世界を掌握することができるということなのだ。
米政府は直接的に一番にそのこと、素因数分解能力にびびった。
人類史上ではネアンデルタール人とクロマニヨン人が共存していた時代もあるというが、現代には現代人しかいない。
進化した人類は我々現代人を友とするのか、ペット化するのか、淘汰するのか、悪として汚染者として抹殺するのか、
不要としてごみ化するのか、労働力とするのかは彼らの思惑次第なので我々現代人には推測不能だ。
笑い話ではない。
最終進化(変化)型というものはおそらくなく、我々は確実に次へ進化(変化)するのだ。過去がそう示している。
悠久の時の流れのなかに位置づけて現代の情報というものが真に有用なものであって欲しい。