石井淳アトリエ 建築設計事務所 神奈川県相模原市 建築設計事務所 相模原市


 □  五月雨 5月よ来るがよい。実らぬ恋もあるがよい。 by佐藤公彦

2013-06-28(金)
蛙の腹梅雨らしい写真を探してみて、去年写した蛙の腹を選んだ。
そういえば「建築家の腹」というイギリス映画があったな。
いやいやそういうことではなく、 「さみだれ」とは梅雨の6月の雨
である、ということを書こうと思っている。
北海道にいる6月生れの姉にそういうメールを数日前に書いた。
ついでだが「さつき晴れ」とは6月の梅雨の晴れ間のことなのだよと書き、さらについでだが「僕は豆雑学を聞かされるのは好きではありませんが」などとの言い訳ものこのこと書き足した。
実際のところ北海道では梅雨がないので五月雨だろうが何月晴れだろうがまったく関係ないのだ。

だが翌日、読んでいた小説「信長死すべし」に五月の雨がでてきた。本能寺の変前日、正親町帝より明智光秀へ密勅の句である。

「ときは今天が下しる五月哉」  なぞかけの史実の句だ。
本能寺の変は6月2日なので梅雨前かといえばこれは旧暦のことで、新暦では6月21日だそうである。
雨が下しる五月は6月の梅雨にかかっているのだ。
山本兼一は僕の好きな作家だ。

利休にたずねよモノをつくる男たち、安土城棟梁や刀鍛冶、鉄砲鍛冶や茶の湯(左写真
利休にたずねよ)、鷹などが題材である。直近では山岡鉄舟を書いている。
しかし残念ながら「火天の城」の映画化はひどいものだった。
原作が心に沁み込んでいるだけに余計に残念だった。
きっと刀鍛冶にしろ映像で見るより文章の方が冴え渡るのだと思う。
さらにストーリー性やサスペンスよりは心持の読み取りの方が勝負なのだ。

もう一度「信長死すべし」に戻り、いわゆる光秀の「謀反」の前日に行われた
百韻連歌の最後に読まれる句である「挙句」は 「…国々は猶のどかなるころ…」とあり、 なるほど僕がよく使う「アゲク」とは実はこのことだったのかと
密かにまた豆雑学を増やしたのだ。


今夜これからいよいよ「本能寺の変」に読み分け入るのだが、ページの残り分量からしてどうも小説の峠はすでに越えているような気もする。



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