活断層の上にある大飯原発がフル再稼動した。
昨日、増設時の工事で撮影された破砕帯の写真15枚が関電から保安院に提出された。
重要管理書類のはずだが、実にこれまで長い間さがしても見つからないと言っていた写真だ。
ここまでくると稚拙とか、欲ぼけとか、体制とか言ってる場合ではなくテロ並にたちが悪く、怒りと呆れを感ずる。
昨日は、九州北部では豪雨による土石流で何人もの方が亡くなられた。自然の力は本当に怖いのだ。
地盤が動きはじめると耐震も免震もない。自然の猛威は人為で飼いならすことなど出来ない。驕ってはならない。
人の力などタカがしれている。人の力のほうが凌駕するのは “愛” だけだ。
昨日の13日の金曜日は首相官邸前のデモに参加した。
左はネットで見た6日の車道にあふれ出したデモの様子だ。
地下鉄出入り口および交通規制予想や <youtubeでの様子>
などもネットで仕入れてから出かけた。
議事堂前駅は封鎖されるかまたは身動きがとれないだろうから永田町からアプローチすることに決めた。

議事堂前に着いたのは5時半でまだ人波はないが(右)車道への
溢れ防波のためずらりと並べ止められた警察バスと多くの警察官、鉄柵バリケードと準備万端で横断歩道横断を阻止された。
人の流れをコントロールするために分断し、閉じ込める作戦だ。
実はこの鉄柵、割り箸などで叩くと非常に調子のよい愛の音色がすることが後に判明するのだがこの時点ではまだ知らない。
溜まってくる人の中から青信号で2人がバリケードをすり抜けたのですぐその後に続くと、別段に引き戻される事もなく直進できた。
そんなことを2度ほど繰り返し予想外にも総理官邸前信号が見えるところまで進み、動けなくなったのでそこで2時間コールをする。
鉄柵を叩いてリズムをとるとすぐに警官が言い寄りにきた。
僕はそれきり鉄柵に触ることもできなかったが近くでおばさんが思い出したようにチンチン叩く。警官が詰め寄る。さらに近くでお兄さんが叩くのかなと見せかけ寸止め、が、また振りかぶって叩くのかなと見せかけ空振りしてみせる。まあ、2時間行進も許されず閉じ込められていてヒマといえばヒマだからしかたがないとも思うが、そこはマガリナリにもデモ隊と警官隊だから緊張も走るのだ。
このデモを形作っている主催者はやさしくスマートでクレバーだ。
原発反対だけに純化していて、皆がやさしい気持ちで参加できる。
このひと月あまり、<毎週金曜日に、6時から8時まで> <2時間過ぎたら速やかに解散しましょう>
<シュプレヒコールは純粋に原発反対再稼動反対に絞り、政権や消費税についてなどは避けましょう>
<歩いて戻れる安全な通路をお互いに確保しましょう>
場所が場所だけに車道の使用許可は降りそうもない様子だ。
海外からは平和ボケすぎでやる気を疑うなどと罵られることもある。
だが、これだけ普通の人たちが、多くの老人や女性が、サラリーマンが今日は金曜日だからねと
会社帰りに参加するデモを僕は他に知らない。